立つ春や小風舞い込む換気扇
空気はうま味の調味料
味覚って神が人に与えた、最高の贈り物ですね。
子供の時はコロッケやハムカツ、メンチカツが大好きでした。今でも好きです。
腹が空いたときのカツカレーなど、きれいに平らげたあと、さらにスプーンで皿に残ったカレーをすくうように食べたものです。
台所はまさに命のファクトリー。特に換気扇の役割は大切ですね。
今までは換気扇が汚れた時、フィルターの交換だけでお茶を濁してきました。
遅ればせながら、昨年師走の週末に換気扇の本体を取り外し、積年の油汚れを除去しようと決意しました。
- 先ずは換気扇のコンセントを抜き、フィルターを外しました。
- 次にプロペラを外し、パネルを取り外しました。パネルの下の油だまりには油がべっとりと。
- かなり頑丈な換気扇の本体部分を取り外しました。前回から何十年たったのか・・・
- すべて取り外し、家の前の側溝のそばで作業開始です。
換気扇本体のモーターと付属の部品には、水がかからないように。その部分は上に向けて。しかし、べっとり感が半端ではありません。
本体のシャッターや油だまりには洗剤をたっぷりと。あとはひたすら、銀たわしでゴシゴシ、狭いところは歯ブラシでゴシゴシ。徐々にきれいになって、本体のモスグリーンの地肌が見えてくるのが嬉しいです。 - 結構汚れがひどく、ついムキになっちゃいましたが、1時間余りかかりました。師走は小春日和とは言わないのかもしれませんが、風もなく、日差しが暖かかったのがありがたかったです。
でもやはり、細かなところまで行き届かなかったのは反省点です。
- 洗剤は、中性洗剤が本体の塗装面のためにはいいそうです。手間を省き、きれいな仕上がりを得るためには、洗剤を入れた50℃くらいの湯に浸け置きをすると効果的だそうです。
- 最近は多機能の換気扇が増え、電子部品も多くなったみたいです。モーター周辺を掃除するときは、キッチンペーパーや雑巾に洗剤を沁み込ませて汚れをふき取ると、思わぬ精密部品の故障を防げるようです。
- プロペラが回転する部分に潤滑油をさすと異音を防いだり、スムースなファンの回転により快適な調理ができ、さらに多少の電気代の削減にもなるみたいです。

換気扇は味覚の陰の苦労人
換気扇は油汚れや煙を黙々と引き受け、無限回の回転を続けているんですね。
トイレのドアノブの修理のように思わぬアクシデントもなく、オレもやればできるんだなあと、多少の達成感を感じました。